1月、母校PL学園OB会があり、出席してきました。
OB会にて、大先輩にあたる清水哲さんにお会いする事ができました。
清水哲さんと繋がる背番号12の物語を書いてみます。
私達世代は、春の甲子園に出場させて頂きました。
野球人生の晴れ舞台ではありますが、私個人にとっては、挫折、絶望を味わった甲子園でした。
秋の大阪予選、2番セカンドで出場したものの、ヒットを1本も打てず、大事な試合ではエラー。。
近畿大会から背番号は4から12に。
誇りであるはずの背番号に目を背けました。現実を受け入れられない自分、こんなはずではなかったと。。
どうしても、心の整理をする事ができずにいました。
甲子園にも、見に来なくていい。
来ないで欲しいと、親に伝えたほどでした。
そんな時、寮の先生が私に声をかけてくれました。
「堀、PLの12番はどんな番号か知っているのか?哲の番号やぞ。伝説の番号なんやぞ」
その時に初めて私は、哲さんと言う野球人の存在を知りました。
大学の試合中に、ケガをされ車椅子生活を余儀なくされている事。
その後、口を使い執筆をされ本を出版された事。
甲子園の大舞台で、起死回生の同点ホームランを放たれた事。
最後まで、あきらめない。
そんな哲さんの生き様を知った時に、背番号を恥じる自分から、一歩抜け出す事が出来ました。
どこかで哲さんが自分を見て下さっているはず。
試合に出れなくても、全力疾走する事はできる。哲さんに恥じない姿を、グランドで表現しようと思えるようになりました。
悔しくて、情けなかった時に、心の支えとなった大先輩の哲さんに、今回はご挨拶させて頂き、写真を一緒に撮って頂きました。
野球人にとって、背番号にはそれぞれに色んな想いがあるのではないでしょうか。
今は、あの時に頂いた背番号12を誇りに思っています。
中学硬式野球
フィールドオブドリームズ
●1月体験会日程●
1/18 芝グランド西側
1/19 旭ダイヤモンド
1/25 旭ダイヤモンド
1/26 芝グランド西側
●2月体験会日程●
2/22.24.29.
芝運動公園野球場 東側グランド